昨年のジャイアンツの正捕手は134試合に出場した大城卓三が中心であり、第2捕手は岸田行倫が務めていました。
前任の原監督が「打てるキャッチャー」を捕手の起用でのテーマにしていたこともあり、大城もそれにこたえて昨年はキャリアハイの16本塁打、55打点と強打の捕手としての存在を示しました。
また、盗塁阻止率はセリーグ2位の.373とセリーグ屈指のキャッチャーになったことは間違いありません。
ただチームとしては2年連続でBクラスという成績に終わったため、投手陣の立て直しという点ではリード面で非難されることが多いのが現状です。
そういう意味では今年は監督も変わり、小林誠司という捕手の存在が大きいような感じがします。
おそらく今年も正捕手は大城で間違いないと思われますが、去年全く1軍に呼ばれなかった小林がオープン戦終盤にして途中から試合に出るケースが多く見られます。
小林と大城を比較すると、打撃面は大城の圧勝といっても良いくらいの差がありますが、リード面や肩などの捕手としてのディフェンス能力はいまだにベテラン小林のほうが上回っているように見えます。
それに小林がマスクを被っているときのほうが投手陣が投げやすそうに見える時が多いです。
去年ぐらいから大城選手のキャッチングの際のフレーミングが大きすぎるのも気になります。。。
去年何度も小林のトレードの話がネット上を賑わしていましたし、自分もなぜそうしないのか疑問でした。
でも今年のオープン戦での阿部監督の小林起用法を見ると、今年の小林は第2捕手として戦力として見ているように見えます。
日本ハムから投手以外は全ポジション守れる郡選手を獲得したため、開幕時の1軍のキャッチャーは大城・小林・郡の3人態勢が濃厚に見えます。
小林がいきなりレギュラーになって3割を超えるような選手になるとは思えませんが、2024年のディフェンス面の要になれそうな可能性があるので大いに期待したいです。